表層から出るコンクリートひび割れ・
クラック抑制対策に
メッシュシート敷設工法
コンクリートにクラック(ひび割れ)はつきものです。クラックが起こる原因は、気温、天候、生コンの状態、コンクリート自体の引張応力、地盤沈下、構造によるものなど様々な要因が絡み発生するので100%防ぐことは難しいです。ただ、予め対応策を講じることにより、低減させることは可能です。
クラックが出てから補修をするのではなく、
設計の段階で事前に組み込むことが大切です
施工性に優れた【メッシュシート】【タッピングローラー】を用いた施工方法をご紹介いたします。
ロール | 1.1m×50m(約50㎡/本) |
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メッシュサイズ | 40㎜×40㎜ |
引っ張り強度 | 縦30kN/m 横30kN/m |
重量 | 145g/㎡(約9kg未満/本) |
厚み | 1.1㎜ |
物性 | Eガラス・グラスファイバー+耐アルカリ・コーティング |
生コンを打設し均した後、表面にメッシュシートを敷設
タッピングローラーを使用して約1㎝埋める
各種左官仕上(押え、金鏝押え、刷毛引き仕上げ等)を行う
ポイント
生コン厚t:60㎜以下の施工箇所
ワイヤーメッシュが設置できないような薄い箇所でも強度クラック対策は必要。
メッシュシートは厚みが1.1㎜のため敷設可能。タッピングローラーで5~10㎜埋め込むため、強度が上がる。
目地切りカッターをすることでクラックにも効果的。
生コン厚が薄い現場(t:60)
メッシュシート敷設後、
タッピングローラーで伏せこむ
表層から5~10㎜下へメッシュシートを敷設することで、
表層から出るクラックを抑制する
柱、立水栓受け、雨水桝等の出隅入隅は、表層からクラックが発生しやすい。
コンクリート打設時に、予め表層へメッシュシートを敷設しておくことで、
後に発生すると予測されるクラックを低減することが可能。
1.タッピングローラーでメッシュシートを埋め込む
2.表層より5~10㎜下へメッシュシートが均一に設置できている
路盤の状態に左右されず敷設できる
表層からメッシュシートを敷設することで、路盤の影響を受けず、一定の高さで敷設することが可能。
表層:土間押え
グレーチングの角からクラックが発生している
柱からクラックが発生している
表層:スタンプコンクリート施工
グレーチング周りのクラックは見られず
柱周りのクラックは見られず
屋上のシンダーコン打設
ワイヤーメッシュはクレーンなどで屋上へ荷上げしなければならない。カットにも力が必要で、結束するといった工程も必要。屋上は建物全体への負荷軽減のため軽量が望ましい。屋上シンダーコンクリートは、生コン厚がt:100以下と薄い場合が多く、メッシュシートは最適といえる。
1㎡あたりの重量比較
ワイヤーメッシュØ6.0 網目100×100 | 約4.44kg |
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メッシュシート | 約145g |
駐車スペースや、
アプローチ等の生コン打設で
コンクリートかぶり厚さを正確に決める為に、スペーサーブロックを 使用し、そこへワイヤーメッシュを設置する。
しかし、生コンを打 設する際、踏みたわみにより一輪車のパンクや、重ねしろの生コン かぶり厚さが薄くなり十分な強度が出ない。
また、スペーサーブロックの配置不足などが原因で厚みが均一でなくなる事がある。
メッシュシートでは施工箇所の形状に関係なく敷設が簡単。 結束の必要もなくカットが容易なため労務費削減に繋がる。
メッ シュシート敷設後、表面からタッピングローラーを通せば、かぶり厚さが均一に仕上がる。
ワイヤーメッシュ敷設現場の現状
現場の多くで、サイコロを使用せずワイヤーメッシュが直置きされている
生コン厚t:130に対して、ワイヤーメッシュが直置きされていては引張り強度アップ・クラック対策の意味はあるのか……?
メッシュシート(こちらは販売商品です)
ロール | 1.1m×50m(約50㎡/本) |
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メッシュサイズ | 40㎜×40㎜ |
引っ張り強度 | 縦30kN/m 横30kN/m |
重量 | 145g/㎡(約9kg未満/本) |
厚み | 1.1㎜ |
物性 | Eガラス・グラスファイバー+耐アルカリ・コーティング |
メッシュシートをご購入で、タッピングローラーをレンタルしていただけます。
レンタル:タッピングローラー(こちらはレンタル商品です)
※タッピングローラーのみレンタルは受け付けておりません。
※タッピングローラーの販売はしておりません。